エシカルブログ
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想うPartner No.15 【認定NPO法人 Dialogue for People】

みなさんは日頃、「ニュース」にどのように触れていらっしゃるでしょうか?言葉の通り、「New(新しい)」であることが重視され、また話題になりにくいものは淘汰されてしまう現状があります。しかし、そこで報じられない出来事は、果たしてわたしたちに関係のない、“必要のない情報”なのでしょうか?
例えば、イラクやシリアでは、大国の利益が絡んだ紛争によって、市民の日常が破壊され、多くの人々が難民・国内避難民となることを余儀なくされている現状がいまだにあります。また、カンボジアやフィリピンでは、構造的な暴力・貧困問題が重大な問題としてあり続けています。さらに、日本国内でも、東日本大震災から10年以上が経った今、様々な思いを抱えて暮らす人々の姿があります。 このようにニュースでは取り上げられず、日常からこぼれ落ちてしまう声やどこか遠くのことに思えてしまう問題。しかし、それらはこの世界で起きている「わたしたち自身の問題」です。少しでも多くの方が「関心」をもつきっかけを増やし、解決に向けたそれぞれの「役割」を見つける機会を生み出していくために、さまざまな手段で「伝える」活動に取り組んでいます。
▶︎ウェブサイトでは取材レポート、インタビュー、エッセイなどさまざまな記事を発信中:https://d4p.world/
▶︎YouTubeチャンネルでは取材報告映像や社会問題を紐解くヒントになる解説動画、トーク番組、ラジオ配信などコンテンツ満載でお届けしています:https://www.youtube.com/channel/UCXUI8IhTnPCJxPup8enSyqQ

認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグ フォー ピープル/D4P)は、2019年より、国内外の取材を通じて社会課題への関心向上に取り組む「メディアNPO」として活動してきました。現在、世界には様々な情報が溢れていますが、市場価値の観点から「利益がない」とされる情報は出回ることすらなく、情報の海に埋もれてしまいます。ところが、そういった情報が必ずしも「必要のない情報」であるとは限らず、実はより良い未来を考えるために見過ごしてはならないニュースかもしれません。 こうした中で、わたしたちは社会課題の渦中にある地域に飛び込み、語りあい、写真や文章など様々な表現を通じて、今を生きる全ての人々に「伝える」ことを主軸に、活動を続けてきました。
ふと世界に目を転じると、そこには、終わらない戦争、根深い差別、未来の見えない貧困など悲しい現実ばかりがわたしたちを覆っているように見えてしまいます。しかし、そこには生きる「人」がいて、過酷な現実のもたらす悲しみや恐怖だけでなく、同時にたくさんの喜びや希望も存在しているのです。世界と自分はどこかで必ず繋がっていて、わたしたちはそれを分かちあい、支えあうことができます。
D4Pでは活動を通じて、どこか遠く思えてしまう出来事について、誰もが考え、自分の役割を見つける機会を創造し、社会課題の解決に繋がるきっかけを生み出していきます。

D4Pではこれまで国内外での取材とメディア発信に加え、講演や取材報告会などのイベント運営、さらに次世代育成に取り組んできました。特に2021年度は、コロナウイルスの影響で海外取材になかなか出向くことができなかった一方、国内で「D4P メディア発信者集中講座」や「オンライン東北スタディツアー」といった企画を主催しました。
中でも、初開催の「D4P メディア発信者集中講座」は、発信活動に関わるゲストによる講演を通じて、18歳から25歳までの若者世代とともに、「伝える」ことの意味や影響について考える有意義な4日間となりました。また、2014年より毎年開催してきた「東北スタディツアー」は、直接東北に足を運べなくても、関心を寄せ続けるきっかけを作ることはできないかという思いから、オンラインでの実施をしました。
これからも継続的な現地取材と発信活動はもちろんのこと、上記を中心とする企画の実施を通じて、情報を発信するだけでなく、情報の受け取り手が社会課題について「誰かの問題」ではなく「自分自身の問題」として考えることのできる機会を創造していきます。そして、社会課題を自分たちの立場から捉えることで、今まで存在しなかった視座から解決の糸口を見出せることがあると信じています。

「自分たちを最も苦しめるのは、世界が無関心でいることだ」 これは、紛争の続くシリアで、取材先の方がぽつりと語った言葉です。わたしたちとなんら変わりない日常を送っていた人たちが、ある日突然不条理な出来事や暴力によって、暮らしや大切ないのちが、一瞬にして奪い去られてしまったとしたら——
わたしたちDialogue for Peopleは、そうした「本来伝えられるべきなのに、なかなか報じられない」社会課題の渦中の声に寄り添い、その出来事を「なかったことにしない・させない」ため、継続した取材やメディア発信、そして「伝える」役割のこれからを担う次世代の育成に取り組んでいます。
今や誰もが発信者になり得る時代、そして、生活のさまざまなところに「メディア」は存在しています。みなさんの日常に寄り添い、情報の扉を開いてくれるパソコン。そのお買い物に、みなさん自身の「想い」を重ねることで、他の誰かに「伝える」ことができるかもしれません。皆さんのお買い物で、ZERO PCとDialogue for Peopleを応援いただけたら幸いです。(代表理事/フォトジャーナリスト 佐藤慧)
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