想うPartner No.11 【WELgee】
NPO法人WELgeeは、日本に逃れた難民とともに未来を築く団体です。
母国での迫害や紛争などから日本に逃れてきた人々が、「難民」という背景を超えて、それぞれの「自分らしさ」を活かしながら日本で人生再建できるよう、企業・経済団体・行政など多様なステークホルダーと連携しながら、彼らを人材として受け入れることのできる社会の実現、受け入れの土壌の拡大を目指し、活動しています。
WELgeeでは3つの事業を運営しています。
難民人材の強みを、日本企業のダイバーシティ推進・イノベーション創出に生かす人材紹介サービス「WELgee Talents」、キャリア教育やメンターシップ、スキル開発などの育成機会を提供する「育成事業」、一人ひとりの難民が持つスキルや経験を、日本社会の様々なアクターの課題解決に生かし、お互いの強みを生かした価値創造を行う「共創事業」を運営しています。
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偶然知るきっかけがあったとしても、やっぱり自分とは遠いように感じる社会課題はたくさんあります。私たちWELgeeの取り組みも、そんな中の1つかもしれません。
私たちが普段使っているPCが、鉱物紛争や気候変動の原因となっていること。そしてそれらの問題が、地球の裏側で、難民として逃れざるを得ない人々を作り出していること。今回のZERO PCさんの取り組みが、普段あまり気づかない私たちと世界との繋がりを教えてくれるきっかけとなることを願っています。

2013年、創業者の渡部が大学生のとき、政府からの弾圧が続くバングラデシュのチッタゴンに2年間滞在しました。そこでは村が焼かれ、レイプが横行する中で暮らす人々のリアルな現状を知りました。
帰国後、「厳しい境遇に陥ったとしても、自分の未来を実現できる社会をつくるには?」という疑問をもとに、法律や行政の仕組み、難民条約について勉強を始めました。
難民当事者にも話を聞きに行くようなった時、ハンバーガー店で夜を明かすコンゴ民主共和国出身の同世代の難民と友達になりました。彼の夢は「女の子が当たり前に学校に行ける環境をつくる」ことで、彼らが作ろうとする明るい未来に、自分も関わりたいと強く感じるようになりました。
話を聞く中で多くの難民が「社会からの孤独・孤立」を抱えていると知り、彼らの自立に繋がる新たな取り組みが必要だと感じたことをきっかけに、2016年にWELgeeは始まりました。
ミッションである「自らの境遇に関わらずともに未来を築ける社会」の実現のため、10年後、「難民の背景をもった人との共創が、日本社会のスタンダードになっていること」を目標にしています。
WELgeeの活動は「模索」から始まりました。その中で、「難民 × キャリア」という切り口に可能性を見出し、「ジョブマッチングという方法で、社会的なイノベーションを起こせるのではないか」という仮説を立て、それを実践によって証明してきました。例えば、祖国で医療・IT・教育などの分野に従事していた人が、その専門性や経験を生かして、日本の企業や自治体、NGOの現場で活躍する事例をつくってきました。
企業にとっては、これまで出会えなかった視点や価値観との出会いになり、当事者にとっては、自らの人生を切り拓くステップであり、そして社会全体にとっても「難民の可能性」を原動力に変える意味ある共創の場となっています。このような丁寧な実践を、これまでに約50件、積み重ねてきました。
今後、この「共創」を当たり前のこととして社会に根付かせることを目指しています。1件1件の現場から得られた実践知を、きちんと言語化し、可視化し、仕組み化すること。企業主体で難民活躍を推進するプラットフォームを育てていくこと。地方にも活動を広げていくこと。他国の取り組みを学びながら、それを日本の社会文化に即したかたちで翻訳・応用し、グローバルな知の循環をつくっていくこと。そのような取り組みの実践を通じて、「難民の背景をもった人との共創が、日本社会のスタンダードになっている」状態を実現します。
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