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復活の年〜ピープルポート9年目を迎えて

エシカルブログ

2025/12/12

復活の年〜ピープルポート9年目を迎えて

皆さまこんにちは、ピープルポート株式会社代表の青山です。(写真左、顔ぶれてる人)

今日12月12日はピープルポートの誕生日です。2017年に創業して8周年。今日から9年目に突入します。

まず2024年に大きな経営危機がありました。事業縮小という辛い決断をし、それでも生き残り、再起をかけた年。それが2025年でした。

↓経営危機については以前のブログで↓



ピープルポートは9月〜8月が事業年度です。経営危機を迎えたのが2024年10月。

その大赤字を出していた時期を含んだ2024年9月〜2025年8月の決算で、

見事通年黒字化を達成することができました!

本当に最後のチャレンジで、これが失敗したら終わりという中で、私を信じて頑張ってくれたメンバーのみんな、支え続けてくれた方々、本当にありがとうございました。

ピープルポートの事業の変化

なぜ瀕死の状態からV字回復を果たせたのか?

それは今後のピープルポートのあり方にも密接に関わっています。

去年までは、再生したパソコンの国内での小売販売に注力していました。ですが今年からは国内、そして海外に向けた卸販売を強化してきました。

我々はさまざまな状態のパソコンをお引き取りさせていただいています。そのうちZERO PCとして整備して販売できる状態のものは大体2-3割。

残りの大半も、まだまだパソコンとしては動くのですが、古いモデルだったり、日本の基準に合わせると販売するにはたくさんの部品を交換しないといけないものだったりします。

そういったパソコンを主に海外向けに輸出していく方向に舵を切りました。世界にはまだまだ15年ほど前のパソコンを使っている国や地域が多く存在します。そんな中10年以内の年式のパソコンでもとても喜んでいただけるのです。

おかげさまでこの卸販売が軌道に乗り、通年での黒字化に大きく寄与してくれました。

そしてこの「海外向けの輸出」がピープルポートにとって今後鍵になると考えています。

失敗から学んだこと

昨年の経営危機を経て突きつけられたことがあります。特にピープルポートで働いてくれている難民当事者のことです。

異国の地で生きていくときに、言葉の壁は本当に大きい。だからこそ、我々は「難民当事者が日本語が話せなくても、安心して働ける場所を創ろう」と会社を運営していました。

入社するときはもちろん日本語能力は不問。

日本人メンバーの多くも英語を話せるため、社内の言語も英語が話せれば事足ります。(英語以外の言語を話せるメンバーも多くいるため、英語も日本語もあまり話せないメンバーが入社しているケースもあります。)

つまり、日本の中ではとても珍しい環境が、我々にとっての"日常"でした。

ただ、これが本当に良くなかったと思い返しています。

なぜなら、この"特殊"なピープルポートで働いていても、会社が潰れた瞬間に路頭に迷ってしまうから。

本当に本人たちの人生を考えると、何か一つのことに依存せず、さまざまな選択肢を持って生きていけることがとても大切です。

もちろん会社を潰さないように頑張ります。ただ、これまで私が当事者のために「優しい」と思っていたことは、本質的には全く優しくなかった。このことに気付かされました。

だから我々は、会社の立ち位置を変えていこうと思っています。

「安心して働ける場所」だけではなく、ピープルポートで1-2年働いたら、日本の他の会社で働くための日本語や仕事の能力が身に付く。自立して生活していくための選択肢がぐっと広げられる。その役割を担っていきたいと思います。

このことによって、ピープルポートでの雇用機会だけを前提にした場合と、卒業していくことを前提にした場合とでは、後者の方が関わることのできる当事者の数も大きく増やすことができます。

そこで大事なことはまず日本語能力。ボーダレスグループの仲間であるむすびばの協力を得て、2年以内に日本検定2級の取得を目指すコースをメンバー向けに開始します。

※受講費の大部分は会社負担、一部は自分自身のための勉強なので自己負担にしています。

社内の言語も大切なミーティングは英語対応もしますが、どんどん日本語で話す機会を増やしています。最初は分からなくても、毎日毎日言葉を浴びることで、言語の習熟度はぐっと上がります。

難民当事者が日本と世界を繋ぐ架け橋に

そして二つ目のポイントが、輸出業です。

当事者がそもそも持っている「多言語」能力はもちろん、それぞれの地域の商慣習を理解していたり、コネクションを持っていることはとても大きな強みです。

まずはパソコンの輸出を広げていき、その後はパソコン以外の日本製品の海外に向けて提案、販売していきたいと考えています。

その過程で、国際貿易、営業、企画、オペレーションを組み立てて実行していく経験などを身につけていく。これに、日本語能力と本来持っている強みが合わされば、越境人材として活躍できる可能性がぐっと広がります。

日本には世界に誇れるプロダクトがたくさんあります。その一方、日本人の英語力は、英語を母語としない116カ国・地域のうち92位。(国際語学教育機関「EFエデュケーション・ファースト」(本部・スイス)の2024年の調査)

ここに難民当事者が日本と海外を繋ぐ架け橋になる大きなチャンスがあると思っています。

さらに、我々が海外向けの販売のお手伝いをさせていただいた企業さまに、その製品をよく知るピープルポートのメンバーが移籍していく。ピープルポートだけではなく、日本のいろいろな会社で難民当事者が活躍できる仕組みに繋げていきたいと考えています。

「今自分たちがいる日本のために貢献していきたい」

難民当事者たちの想いと、彼らが持っているポテンシャルを発揮できる。そんな場所を事業として形にしていきたいと思います。

仲間募集中!

ピープルポートは大きな危機を乗り越えて、拡大期に入っています。多くの企業様と連携し、より多くのパソコンを回収し、海外輸出に繋げていくことで、もっともっと多くの難民当事者に機会を提供できるフェーズです。

それに伴い、今絶賛インターンメンバーを募集しています!パソコンを運んだりするので重労働な部分もありますが、一緒に難民が活躍できる社会を作っていきませんか?

https://recruit.jobcan.jp/borderless/job_offers/2170489

※ボーダレスジャパンの求人ページに遷移します。

公開日:

2025/12/12

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